複利を味方にすると、自然とお金がたまる

億人の学び

「複利」を理解するかしないかで、お金に関する生活が大きくかわります。

特に20代で「複利の力」を意識できるかどうかが、お金持ちと貧乏人の分かれ目といっても過言ではありません。複利の力は、今日、明日の話でないから見えにくく、理解もしにくいのです。

複利とは?

子息(金利のこと)には、複利と単利があります。

一言でいうと「複利」とは、利子にもまた利子がつくことです。

たとえば、100万円を金利10%(年利)で1年間預金した場合、1年後には110万円になります。

この場合、10万円は、100万円に対してついた利子です。この10万円も含めて(つまり110万円を)再び金利10%で1年間預けると、1年後には110万円となるのではなく、111万円になります。最初の10万円の利子と合わせると121万円になるのです。

この1万円は、利子である10万円についた利子ということです。このように、利子にもまた利子がつくことを、「複利」といいます。

一方、単利は、100万円の金利10%の利子のである10万円を再投資しない場合となります。100万円のみを再び金利10%で預けたとすると、1年後には100万円がまた110万円になるので、最初の1年目の金利10万円と合わせて、合計で120万円になります。

このような運用を「単利」での運用といいます。

最初は、たった1万円の差ですが、長期間でみると、複利の効果は非常に大きいのです。

どれだけの違いが生まれるかのか?

では、長期間でみた場合、複利と単利でどの程度の違いが生まれるのでしょうか?

上記と同様、100万円で金利10%の場合で比較してみましょう。

2年目で1万円の差だったものが、20年後には倍以上の差になってしまうのです。

http://www.shoshinsha.com/tools/fukuri/ から引用 複利と単利の比較が計算できます。

お金持ちと貧乏人の分かれ目

お金持ちは、長期的な視点にたち、利息で増えたお金を使ってしまわず、また投資に回して、この複利の原理でどんどんお金を増やしています。

お金を預けて利息ももらう場合、上記のとおり複利の方が単利よりも有利なわけですが、どちらも利息がもらえているため、まだいいのです。

しかし、これがお金を借りている場合だと、その差がボディーブローのように強烈に効いてきます。しかも短期間でみると大した違いがないので、気づかなく、後で気づくと大金を利息として支払っていたことに気づくのです。

もっともありがちなのが、マイホームのローンです。

マイホーム購入の際に、人生で初めて聞くあれです。「元利均等返済」と「元金均等返済」です。

「元利均等返済」は、毎月の返済額を元金部分の返済と金利部分の返済の合計を一定にしてローンを返済する方法

「元金均等返済」は、元金部分の返済金額を返済額を一定にして、それの金利部分を足して毎月返済する方法

となります。「元金均等返済」は、確実に元金が減るのでどんどん金利として払う金額が減るのですが、その分、最初の返済額が大きくなるため、ついつい「元利均等返済」を選択したくなります。

しかし、「元利均等返済」は、最初のうちは金利部分ばかりを払っているため、借りている元金がぜんぜん減らないのです。

つまり、元金部分が少しは減っているものの毎月、金利で増えた元金にかかる金利を払いつづけているのです。

これは、複利を自分にとって不利な方向に利用しているということになります。

このようにお金持ちは複利を自分のお金が増えるために利用し、貧乏人は知らず知らずに複利を自分からお金を奪う方向に使ってしまっているのです。

アナタはどっちを選ぶ?

そこで、アナタの選択です。

アナタは、複利を自分に力にする覚悟がありますか?

覚悟というのは、我慢です。

利息で得たお金は、あぶく銭として直ぐに使いたくなってしまいます。

そこを我慢して再投資に回せるかです。

また、仮にマイホームを購入してローンを組まざるを得ない場合でも、多少、ローンの返済が苦しくても、確実に元本を減らせる「元金均等返済」を選べるでしょうか?

勿論、今が大切、今を楽しく、そのためにお金を使うんだ!という人生観もありますので、自分の選択です。

しかし、お金持ちを目指すなら、複利を自分のために使うしかない!ことを理解しておくことが大切です。

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