お金を節約する

お金の勉強の第一歩は、「節約」から始めましょう。

どんなに稼ぎを増やしてても、「節約」ができなければ、手元にお金が残りません。

しかも、「節約」は始めたその日から、効果を実感できます。

ただし、我慢が必要な「節約」は、長続きしません。

無理なく、長く、そして効率的な「節約」をしましょう。

「節約」は、金額の大きいところ手をつけろ

だめな「節約」の典型が、「電気を小まめに消す」「10円安いから、隣の店までいく」等です。

何がダメなのか?

「節約」できる金額が「小さすぎる」のです。

つまり、「節約」の努力に対して、節約できる金額が「小さい」、言い換えると節約のためにかける「時給」が安すぎるのです。

「時給」が500円だと超安いバイトですよね。

500円の節約のために1時間かけてしまうと、時給500円で働いているのと同じになってしまいます。

時給500円で働いていても、決してお金持ちにはなれません。

隣の店に行って、同じものを10円安くかうのに5分かかる場合、5分で10円を節約しています。

時給に換算すると、時給120円にしかなりません。

「節約」は、金額の大きいところから手をつけましょう。

例えば、携帯電話の利用料金が8000円/月であった場合、格安SIMや新しいプランへ変更することで、3000円/月にすることができます。

この場合、5000円/月の節約になります。一方、その切り替えにかかった時間を考えると、

・格安SIMや新しいプランの調査に、8時間

・実際の切り替え手続きに、8時間

と少し多めに見積もっても、合計16時間程度でしょう。

年間では、5000円/月×12ヵ月=60,000円の節約になる訳ですので、1年間で考えても時給3,750円にもなります。

実際には、一度切り替えれば、携帯電話を使っている期間毎年6万円の節約になるので、切り替えにかけた作業時間の時給は、もっと高くなります。

しかも、携帯の利用自体は、切り替えてもなんの支障もありません。

このように、我慢する必要がなく、無理なく、長く、そして効率的な「節約」が重要なのです。

お勧め節約候補

節約は、金額の大きなところから手をつけた方が効率的です。

では、家計の中で、皆さんは何にお金をおおく使っていますか?

総務省が出している「家計調査報告」(2021/2)によると、以下のとおりとなっています。

この中で、我慢しなくて、コストを下げれるのもが「節約」の狙い目となります。

候補は「光熱・水道」、「保険医療」、「交通・通信」になります。

ここで、「食料」、「教育」、「教養娯楽」等から節約を始めると、自分の楽しみを奪うことになるため、長続きしなくなってしまします。

品目分類金額(円)
合計277,926
食料80,198
住居17,374
光熱・水道21,836
家具・家事用品12,708
被覆及び履物9,175
保険医療14,296
交通・通信39,972
教育10,293
教養娯楽24,987
その他の消費支出47,088

具体的な節約方法

上記では、家庭の生活費のなかから「光熱・水道」、「保険医療」、「交通・通信」を節約候補として選びました。

では、具体的にどうやって節約するのかを見ていきましょう。

ポイントは、無理なく、長く、そして効率的でしたね。

光熱・水道

日本の場合、水道については、各市区町村が管理していますので、ここでは光熱費について考えましょう。

電気・ガスは、長く地域独占の状態でしたが、今では電気・ガスともに自由化が進んでいます。

以下のサイトで確認できますので、自分の住んでいる場所で最も割安な電気・ガスへ乗り換えを行いましょう。

電気・ガスは、供給会社を変えても、その質に違いは全くありませんので、乗り換えの手間さえかければ、その後長く、コストメリットを得ることができます。

乗り換えキャンペーンを活用して、賢く乗り換えを行いましょう。

エネチャージ:電気・ガス一括比較サイト
電気代見直しNo.1サイト「エネチェンジ」 / 電気とガスのかんたん比較 (enechange.jp)

保険医療

自動車保険など、万が一に備え保険に加入することは、とても大切です。

一方、多くの人が必要以上の保険に加入し、必要以上の保険料を払っているのも事実です。

ポイントは、自分でカバー(何とかする)できないリスクに限定して、保険に加入するようにしましょう。

例えば、対人・対物の自動車保険については、万が一、人身事故をおこしてしまうと、億円単位の補償が必要となるため、自分ではカバーできなリスクとなります。

一方、車両保険は、どんな大きな事故でも、最悪、車を廃車にすればいいので、自分でカバーできるリスクと判断できます。

この場合、対人・対物の自動車保険には加入するが、車両保険には加入しなくていいのです。

その分、保険料をおさえることができます。

医療保険も同様です。

1週間程度の入院で完治できる病であれば、貯金でカバーするように考えます。(もちろん、貯金をする必要があります)

一方、ガンのように完治の確立が低い病については、自分の力で対応ができないため、ガンに対する治療については、保険に加入するといった考え方になります。

交通・通信

1.交通(車に係る費用)

 皆さんが思っている以上に車を保有するにはコストがかかっています。

 

2.通信(携帯代金)

携帯代は、2021年に入って急激に下がってきています。

 対面でのサポートがないく、全てネット上で申し込みをする必要があるなど、手間は掛かりますが、一度切り替えてしまえば、長くコストダウンが見込めるので、その手間を惜しまず、切り替えを検討しましょう。

 大手キャリアでも3000円/月で十分な容量の通信が可能となっています。

 月に1Gも使わない人なら、楽天モバイルに切り替えることで、無料で利用可能になります。

 

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