あなたは、「貸株」という言葉を聞いたことがありますか?
持っている株を貸すことで、お金がもらえるのです。
例えば、SBI証券で株を購入し保有している人は、その株をSBI証券に”貸す”ことで、銀行にお金を預けるように利息をもらうことがでるのです。
SBI証券貸株とは
貸株とは、下図のように、私たちが保有している証券会社に株を貸しだすことで、貸株料を受け取れる仕組みです。
証券会社は、その借りた株を機関投資家が参加する「貸株市場」に貸出すことで貸株料を受取り、私たちに貸株金利を貸株料として支払うという仕組みになっています。
保有している株を貸しだすと、「株主優待」「配当金」が受け取れないのでは?と心配になりますが、その点も大丈夫です。
貸株に出している株式も売却できますので、以下のとおり「株式売買益」「株主優待」「配当」に加えて「貸株金利」がもらえる嬉しい仕組みなのです。
そんな甘い話があるはずない!と思ったあなた。鋭いです。
貸株を利用する際には、デメリットという程でもありませんが、手間がかかります。
この手間をかけないと、課税の面で少し損をすることがあります。
この記事の後半では、損しないための注意点についても説明します。
どんな株を貸しだせるの?いくら位もらえるの?
殆どの上場銘柄であれば、株を貸すことができます。
ただし、貸株の仕組みで分かるよに「貸株市場」で人気な株は、高い金利で貸し出せ、そうでない株の金利は安くなります。
1%以上の金利がつくプレミアム銘柄は、571銘柄程であり、金利1%未満の銘柄が3462銘柄となっています。
いくら位もらえるのか?については、金利次第です。
JR東海や三菱UFJのような発行株式数が多い株は、希少性がすくないですので、金利は0.1%となっています。
これでも銀行の金利よりは10倍もいいわけですが。。。。
貸株利用の際の注意点
株主優待のもらい方
株主優待をもらうには、予め「優待券自動取得サービス」を設定しておけばOKです。
配当金のもらい方
配当金の権利付最終売買日の16:00までに貸株の設定を「貸出しない」にすれば、配当金を受け取ることができます。
もしその設定変更をしない場合でも「配当金相当額」として同額を自動でもらうことができます。
ただし、「配当金相当額」でもらった場合、総合課税になるため税制面で不利となりますので、注意が必要です。
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