7つの習慣という本をご存知でしょうか?
もうかれこれ10年以上、継続して本屋で売られています。
毎年多くの自己啓発本が出版されていますが、その点だけでもいかにこの「7つの習慣」が多くの人の心を動かしているかが分かります。
私もその一人です。この記事ではあらためてその内容を紹介したいと思います。
「7つの習慣」は人生を変える。
「7つの習慣」は人生をかえる。しかしその前提として知っておくべきことがある。
あたなの周囲の問題は、「あなたが問題だと思っているから問題なのだ」という真実だ。
インサイド・アウトで世界をみる。
どんなに「自分は客観的な人間だ」と信じる人でも「事実を自分が見たいように見ている」という呪縛からは逃れられない。
この真理に気づかない人は、自分の正しさを疑わないから、物の見方が狭い。
物の見方「See」にあたるものが「パラダイム」。世の中の物事を見るときに基準となる考え方のことだ。
人は皆自分のパラダイムを持っていて、その行動や態度の源にある。もし自分が思うような生活を送れていないなら、自分のパラダイムに問題がある。
「パラダイムシフト」で人生が変わる。
コヴィーは、原則に基づくパラダイムを持つべきだという。
原則とは、国や時代を超えて誰もがその価値を認めるもの。公平さ、誠実、勇気などだ。
自分の内面(インサイド)、つまり考え、味方、人格、動機が原則に合っているかをを気を付け、行動を変えることで結果を引き寄せようとする意識が大切だ。
この姿勢を「インサイト・アウト」といい、コヴィーは7つの習慣の前提として重要視している。
出典:7つの習慣
「7つの習慣」は人間を連続した成長に導く
7つの習慣は、人間の成長に大切な7つの心がけを体系化した思想だ。
人間は赤ん坊のときは、すべてを他社に依存する存在だ。そこから自立に向かうが、真の意味での自立を達成するには、第1から第3の習慣が必要だ。これが「私的成功」だ。
自立した人間は、尊重し合い、違いを認め合いながら、高度な依存関係(相互依存)を気づくことができる。これが「公的成功」となる。第4~第6の習慣が必要となる。
さらに知力や体力などを養い人間としての外枠を広げていくのが第7の習慣である。
第1~第7の習慣は、下図のような関係にある。
出典:7つの習慣
マンガでもそのポイントを理解できる。
「7つの習慣」は、厚さ3cm、481ページにおよぶ大作である。
読み始めると、その奥深さに集中して1日で読み切りたいという衝動にかられるが、繰り返し読むには時間がかかる。
一度、じっくり読んだあとは、ポイントを絞って読み返すのがおすすめであるが、もう一つ、「まんがでわかる7つの習慣」というマンガで復習するのもありである。
もし自分が「7つの習慣」に共感し、子供にも読んでもらいたいと思った場合も、マンガ版なら子供にも理解しやすいのではないかと思う。
マンガ版は、バーテンダーを目指して修行を始めた歩という女性がバー「セブン」での様々な出会いを通じて成長していく過程で7つの習慣を学んでいくストーリーとなっている。
聞く読書でも学べる
「7つの習慣」を繰り返し読んで理解するのに、別の方法もある。
それは、「7つの習慣」を聴くことである。
アマゾンがaudibleというサービスを行っており、音声で本を聴くことができる。
これなら、車の運転中や通勤電車のなかでも気楽に「7つの習慣」を復習することができる。
まとめ
このように、「7つの習慣」は、自己啓発本の中でも人が成功するための要素を凝縮してまとめた1冊となっています。
ただし、本を読んでその時、成功に向けた高揚感を味わっただけでは、本当の成功へは近づけません。
自己啓発本は、読むだけではなんの効果もないのです。
ポイントは、やはり「行動」することです。
私自身、本を読んで、その時は自分も成功してやる!と思いやる気に満ち溢れるのですが、その次の日からまた元の生活に逆戻りすることを繰り返しました。
そのたびに、この本を思い出し、手にするようにしています。
繰り返し読めば、この本が、皆さんの成功に向けた一つの転機になるでしょう。
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