投資に興味を持ち始めると、よりよい投資先はないかと色々な情報が気になりだします。
利回りが5%より、6%の方がいいですし、10%、20%なら更にいいですよね。
頭では、「利回りがいいということは、リスクも高い」と理解していても、「私は大丈夫、リスクならとれる」と目の前の「高利回り」に目を奪られるかもしれません。
しかし、やはり世の中にそんな甘い話はありません。
ましては、「そんないい話」を私たち普通の庶民に丁寧に説明してくれる人がいるハズはないのです。
「利回り50%、2年で投資した額が倍になります」といった話は、間違いなく「詐欺」です。
殆どの手口が「ポンジ・スキーム」と言われる方法で行われます。
「ポンジ・スキーム」
「ポンジ・スキーム」なにやら難しい言葉ですが、単にチャールズ・ポンジという人が1920年頃に使った詐欺の方法(スキーム)のことです。
これがよくできた手法であり、いまだに使われているのです。
簡単に説明すると下図のとおりです。
ポンジ・スキームによる運用(本当は運用していなが。。)
1.投資家からお金を集める
2.集めたお金を運用しているように装う
3.運用が約束どり成功しているように、配当を行う。
※ 実態は、単に集めたお金を取り崩して配当に見せかけているだけ
4.更に他の投資家からお金を集めることを繰り返す。
5.いつか配当ができなくなるが、その前に悪徳運用会社は雲隠れする。
非常に単純な手法なのですが、当初は約束どおりの配当が得られるため投資家が騙されていることに気づきにくいのです。
いつかは破綻するわけですが、破綻する前には悪徳運用会社は概ね雲隠れしてしまいますし、仮に捕まったとしても、集めたお金は既に使われてしまっていることが多く。
結果、投資家にお金は殆どもどらないのです。
ポンジ・スキームに騙されてしまったら
万が一、ポンジ・スキームに騙されてしまったら、やれることは1つです。
直ちに、投資したお金を返せと大騒ぎすることです。
ポンジ・スキームを行っている悪徳運用会社は、次から次へと投資家が集まってこないと、詐欺であることがバレてしまいまので、悪徳な方法であると気づかれるのを最も嫌がります。
大騒ぎする人には、それ以上騒がれないように、投資したお金を返金する可能性があります。
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